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グミ・チョコレート・パイン

September 28, 2007

大橋賢三は高校二年生。学校にも家庭にも打ち解けられず、猛烈な自慰行為とマニアックな映画やロックの世界にひたる、さえない毎日を送っている。ある日賢三は、親友のカワボン、タクオ、山之上らと「オレたちは何かができるはずだ」と、周囲のものたちを見返すためにロックバンドの結成を決意するが...。あふれる性欲と、とめどないコンプレックスと、そして純愛のあいだで揺れる"愛と青春の旅立ち"。大槻ケンヂが熱く挑む自伝的大河小説。

ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督で映画化されると聞いて、ちょっと前に読みました。あまりの面白さに3冊、一週間弱でイッキに読破してしまいました。

本当なら、ケンゾーと同じ世代にこの本を読んで「よし、オレも!」というのが理想的な形なのでしょうが、お恥ずかしながら、もしその頃にボクがこの本を読んでいても、きっと本質には何も気付かなかったのではと思いますね。今から思えばそれほどに10代のボクは、タダのマヌケだったと実感しています。だから逆に、悶々としながらも鬱屈したその魂を熱く、バクハツさせたケンゾーたちにうらやましさを感じてしまいました。まあ、つまるところやってることはタダのバカなんですけどねw。それでもバカにさえなれずタダのマヌケだった自分と比べれば、雲泥の差です。ただ、今この歳になって読んで、なんだかすごく共感できるというのも、うれしいような成長してないような、とても複雑な気持ちですw。

映画に関しては、作者のオーケン自身も小説と映画は別物だと言っていますが、確かに生々しすぎる性描写なども多々あるので、そのまま表現するのは相当難しいと思いますね。「1980」でもそうでしたが、70年代後半から80年代にかけてのサブカルでマニアック要素がたくさん登場するので、そのあたり含めてとにかくケラがどのように撮るのか、今から公開がすごく楽しみです。でも小説同様の時代を生きた、ナゴムな2人の想いがふんだんに込められていると思うので、何だか手放しで期待してしまいますね。

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